老いた卵子(スペアの子)のネタバレと結末!

こんにちは!

まるいぴよこ先生の『老いた卵子』に収録されている「スペアの子」を読みましたので、ネタバレや感想を書いていきます。

 

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『老いた卵子』のあらすじ

私、大田真希は兄のスペアでした

 

 

衝撃の激白から始まるこの作品ですが、読んでみると文字通り壮絶な女性の物語となっています。

 

主人公の兄である洸一は幼いころから病弱で幼稚園にも通えないほど。
母親はいつも兄に付きっきりで真希は常々祖母に預けられてばかりです。

 

 

 

小学校に入学した時にも両親やおばあちゃんから沢山の入学祝いプレゼントをもらう洸一を真希はいつもうらやましく思っていました。
入学後も洸一は病弱なまま。

 

 

 

 

そんな状況なので、両親も祖母も兄には甘やかしてばかり。
兄ばかり特別扱いされる状況に、真希も病気になりたいなどと言ってしまいますが、母親から「バカなこと言わないで!真希も大切な子よ。病気になったらママ困るのよ!」と怒られてしまいます。

 

真希が4歳になった頃、ずっと面倒を見てくれていた祖母が亡くなり幼稚園へと通うことになります。
ずっと兄ばかりに母親が付きっ切りだった真希にとっては送り迎えで母親と過ごす時間が母親を独り占めできて、幸せな時間でした。
帰ったら、手洗いやうがい、食事の時も母親は健康に気を使って来ますが、真希は母親に認められたいがために頑張ります。
めったに風邪を引かない真希でしたが、たまに風邪を引いて高熱を出したときは母親が付きっ切りで看病をしてくれ、そのときの優しさが強く印象に残っています。

 

 

 

 

ある日、兄が食事に全く手をつけず、体調不良を訴え、大量の鼻血を出して入院してしまいます。
洸一は白血病でしばらく入院しなくてはいけないと言います。

 

 

 

しばらくして、本来は面会謝絶のはずですが、特別に許可が出たという事で真希は父親とお見舞いに出掛けました。
ベッドに横たわる洸一は元気だった事の面影は無く、頬は痩せこけ、投薬治療の影響で髪の毛も抜けてしまっていました。
具合が悪く、何か無くてもすぐ嘔吐するような状況です。

 

母親から、真希にお願いがあるといわれ、兄の病状が悪く、真希に助けてほしいと言います。

 

 

両親と担当医師から骨髄移植の説明を受け、真希の骨髄液を兄に移植したいと言うのです。
骨髄移植をしないと洸一は死んでしまうといわれ、これが出来るのは白血球が同じ型の真希だけ。

 

 

 

真希は兄に付きっきりで滅多に家に帰ってこない母親が家に帰ってきてほしいという一心でドナーになる事を了承しました。
検査を受け、骨髄移植のために入院。真希はすぐに退院出来ましたが、洸一は移植後の拒否反応や感染予防のために症状が落ち着くまで入院を続けてなればいけないようです。

 

 

 

 

それから月日がたちましたが、クリスマスやお正月も帰らず、真希の小学校の入学式にも来ませんでした。

 

父親も仕事があるため、学校が終わってからすぐ家に帰らなければならず、放課後はずっと一人で留守番です。
遊びたい盛りの子どもには辛いです。何か見られてはいけないものでもあるのでしょうか。

 

 

 

洸一はしばらくして退院。両親とも大喜びしていますが、真希には何もありません。
それどころか、まだ投薬を続けないといけないので、風邪などを移さないように友達も連れてきてはいけないと言います。
病気がよくなったのはわかりますが、もう少し真希の事を構ってあげても良かったのでは無いでしょうか。

 

 

 

 

真希は次第に母親に不信感を抱く様になります。
ママのために寂しくても我慢したのに自分には何も言ってくれない。
それどころか入学のお祝いもないし、結局、お兄ちゃんが一番大事なんだ。

 

洸一は退院後も拒絶反応や副作用のせいで皮膚炎や肺炎等を繰り返し、入院する事もありました。
その度にまた母親は兄に付きっきりで真希の学校の行事には参加する事はありませんでした。
いつも辛そうな洸一を見ていたため、真希は兄の病気が大変な事を知り、また我慢しなくちゃと自分に言い聞かせています。

 

 

 

 

洸一が中学2年生になった頃、今度は腎不全を患ってしまいます。
白血病の治療の影響で腎臓が弱っているところに感染症を引き起こしたのが原因のようです。

 

 

 

退院したとしてもこれからはずっと透析治療。
食事はもちろん、水分や運動も何もかも制限しなくてはならず、生野菜や果物さえも食べられない洸一に母親は涙を流します。

 

 

 

退院後も洸一は週に3回1日がかりで病院にいかなくてはならず、真希は家の手伝いをする事が増えてきます。
買い物や洗濯物、お風呂掃除など、子どもがやる事では無いですが、母親から「いい子ね」といわれると嫌ともいえずやるしかありません。

『老いた卵子』のネタバレと感想

洸一は家に帰ってきても好きなものも食べられず、水も自由に飲むこともできず、次第に荒れていき、物や家族に当り散らします。
勉強も遅れていましたが、家庭教師を雇っても成績は上がらず、どうせ俺なんか高校に行っても意味がないと次第に引きこもる様になります。
そんな洸一を見て母親は自分を責めてしまいますが、真希がフォローをして家族全員の世話をしながら、全員に気を使う生活になってしまうのです。

 

 

 

真希が高校生になっても洸一は変わりませんでした。

 

 

 

洸一は食制限を無視して勝手に外食などをして、入退院を何度も繰り返しています。
透析を受けつつも学校に行ったりがんばっている人はいるのに、ゲームやネットばかりをして甘えてると真希は言いますが、
母親はずっと病気で友達もいないから疲れているだけ。キッカケがあれば変われるから見守ってあげようと甘やかしたままです。

 

 

次第に真希は家族への不満がどんどん大きくなっていきます。
父も母もが辛いのはわかるけど、自分も我慢ばかりしてきて、家の手伝いもしてきたし、

 

 

私だって友達もいないし、疲れてる。
洸一に振り回される人生は猛嫌だし、母親に頼られるのも重い。

 

 

つらいですね。高校生で友達と遊んだり、恋愛したいさかりなのに。家族の病気で親が兄を甘やかすせいでどんどん悪い方向へ進んでいるから自分にツケが回ってくる状況。高校生の女の子には重すぎます。

真希が高校3年生になった頃、事件は起こりました。
母親は地元に看護学校があるから、そこに進学して看護師になってみては言ってくるのですが、真希は司書になりたいので、大学に通いたいといいます。

 

 

その理由が真希を更に追い詰めます。
兄の洸一は長年の病気から、子どもが出来ない体質になっており、おそらく結婚は出来ないし、働く事もできない。

 

 

 

真希が働いて家にお金を入れながら両親の面倒を見てほしい。
看護師は給料もいいだろうし、兄の世話をするにも都合がいい、さらには医者や薬剤師など、高給取りと結婚できるかもと言い出します。

 

全く、真希のことを考えてない提案に真希は驚愕。
更に、腎臓移植のドナーになれとも言ってきました。
腎臓は一つでも普通に暮らせるし、腎移植すれば、透析治療も食事制限もなくなり、元気になれる。

 

真希は腎臓移植は骨髄移植と違い、白血球の形が違っても出来るから、両親でもいいはずと言いますが、母親は若くて健康な腎臓がいいと言って利きません。

 

 

私の体の事はどうでも言いの?一生無理は出来なくなるし、普通より体に気をつけなきゃいけなくなる。
結婚して子どもも欲しいし、これから何があるか分からないから、ドナーになんかなれるわけが無い。

 

 

 

そう言って反論した時、洸一が後ろから「おまえはスペアなんだ。黙ってドナーになれよ」と言ってきました。

 

 

兄の口からはスペアにするために真希を産んだという事実が告げられてしまいます。
続けて母親の口から語られる真実。

 

 

 

兄の洸一は実は3歳の時に一度白血病になっていたのです。
当時は骨髄バンクが無く、ドナーが見つかりませんでした。

 

 

 

兄妹なら4分の1の確率で白血球の型が合うと知り、真希を産む事を決めたのです。
生まれてすぐはドナーに出来ませんでしたが、そのときは幸い薬が効いて症状が落ち着いていました。

再発の可能性は常にあったのでいざというときのために大切に育てていたそうです。

 

 

そのまま母親は真希に歩み寄り、不敵な笑みを浮かべて「いい子ね真希ちゃんお兄ちゃんに腎臓分けてあげようね」

 

怖くなった真希はその場を離れ、公園に逃げ込みます。

 

 

母親はまきがドナーになるのが当たり前で、いい子と言えばなんでも言う事を聞くと思っています。
自分は兄のスペアでしかなったと知り、家族のために頑張ってきた真希は決意します。
洸一のスペアとして、洸一のために生きるのは絶対に嫌だ。自分のために生きたい

 

 

 

そう決心した真希は一旦は母親に従うフリをして、お金をため、家を出る準備を始めます。

 

 

卒業式の日、母親を同伴させ、病院に向かおうという母親にドナーにはならない、無理やりドナーにされるくらいなら腎臓潰して死ぬと言います。

そういって自分の人生を生きるために真希は家を出るのでした。

 

 

これ以上のネタバレは面白くないので、
実際にあなた自身の目で読むことをお勧めします!
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まとめ

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

難しくて重いお話でした。
家族なら助け合うのは普通だと思いますが、コミュニケーションが全く足りてませんでしたね。

いくら子どもの具合が悪いからといって病気の子どもに付きっきりとは言っても、
真希はまだまだ幼いですし、父親と母親が交代で看病をするほうがよかったのではと。
母親が娘に家事をまかせっきりで何も言ってあげないのも気になりました。

退院後もこれまで具合が悪かったからと言って、甘やかしてばかりで本人の成長のための行動をとらなかったのもよくないですね。
いくら体調が不安定と言っても出来る事はあるのですから、何かしら勉強なりをさせるべきだったと思います。

子どもが体調を崩した時、どうすればいいのかという正解は無いと思いますが、家族なのですから、もっとお互いに思いやりを持ってコミュニケーションをとるべきだったと思います。

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